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【世界の絨毯】
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■世界の絨毯 - 中国
中国の絨毯といえば段通。古来から内モンゴルなど西アジアに近い地域は絨毯を生産してきましたが、本格的な絨毯製作は19世紀半ばに始まり、有名な産地として、天津があげられます。
その背景には第2次アヘン戦争の講和条約により中国北東部の街、天津の港が国際港として開かれ、国内外から質の高いウールやシルクが集まってきたこと、また敗戦により西洋の技術や工業に追いつこうとしたことが絨毯産業の育成にもつながったのです。20世紀にはいり、デザイン、配色、技術も独自のスタイルを確立し、現在の中国段通が誕生しました。中国段通は、毛足が長い上質のウールやシルクで織り上げられた高級な質感、中国古来の伝統文様からコンテンポラリーな文様まで幅の広いデザインで親しまれています。
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■世界の絨毯 - ヨーロッパ
シルクロードを経由してもたらされるイスラムの絨毯は憧れの逸品でした。18世紀後半イギリスで産業革命が起こり、紡績産業が主要な産業として発達する中、多彩な色使いで細やかな絵柄を機械で大量に生産する技術が開発されました。その製造技術をもとにベルギーでは絨毯産業が盛んになったのです。
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■世界の絨毯 - インド・パキスタン
インド・パキスタンの絨緞の歴史は、16世紀から始まります。17世紀にはいり、素材に最高級のヤギの毛を用いるなど、独自のスタイルも確立されてきました。現在のパキスタン絨緞の特徴としては、バホラと呼ばれる幾何学文様の連続柄があげられます。素材はオーストラリア産のウールを使うことが多いようです。その柔らかさとつやのために一瞬シルクと見間違うほどです。
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■世界の絨毯 - トルコ
遊牧民の伝統的な織物をベースに、自然な色合い、そして素朴でシンプルな柄が特徴となっています。同じイスラム圏のペルシャ絨緞との大きな違いはその織り方にあります。“トルコ結び”とよばれるその織り方は、世界最古の絨緞、パジュリュクの出土品にも用いられています。
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